阿佐海岸鉄道のDMV化にともなう駅データベースの扱いについて、四国運輸局に照会した結果、以下の事実が判明しました。
- 阿波海南-海部間の事業許可の内容と移行日は?
- 技術検討委員会における安全性の確認が終わっておらず、施設の譲渡時期は現時点では未定である
- 同区間の鉄道事業はそのまま移行するのではなく、一部施設がJR四国から阿佐海岸鉄道に譲渡され、JR四国の事業許可が廃止され、阿佐海岸鉄道が新規事業の許可を受ける形となる
- 阿波海南および甲浦は鉄道事業法上の停車場なのか、乗合自動車の停留所なのか?
- 現在の阿波海南駅および甲浦駅は、鉄道とバスのモードを切り替えるために停車するための鉄道事業の停車場となる予定である
- 客扱いは乗合自動車の停留所で行う予定である
本件、徳島県の言い分が他関係者との調整を十分に行わないままに流布されているという現状を改めて認識せざるを得ないものです。
そして、四国運輸局が「予定」としている前述の内容がすべてそのまま実現した際には、前回お知らせした内容を覆し、以下の扱いとせざるを得ないかもしれません。
- 【変更なし】バス代行期間が1年に満たない予定であるため、バス代行中の牟岐線および阿佐海岸鉄道の各駅の乗下車記録は休止扱い=一時削除としない
- 【結論は変更なし】少なくともバス代行開始時点で、阿波海南-海部間の鉄道事業許可がどちらの事業者になされているのかが不明であるため、バス代行期間中は阿波海南駅について変更を行わず、同駅はJR四国の駅として扱う
- 【大幅変更】阿波海南駅および甲浦駅は鉄道駅であるが、乗降が不能であるため、DMV運行開始時点で駅データベースから削除する(海峡線において中小国駅をサービス開始時から未収録にしていたこと、あるいはゆとりーとラインの竜泉寺口はバス停であり駅に収録していないこと、と同じことです)
- 【前回の漏れ】JR海部駅の乗下車記録は、DMV運行開始時点で無効化される
なお、もし実施するならドラスティックな変化となるため、広瀬川原駅除外時と同様のTwitterアンケートを実施するかもしれません。